(人工知能(AI))、(ビッグデータ)、(Internet of Things(IoT))、ロボティクス等の先端技術が高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れられた(Society5.0)時代が到来しつつあり、社会の在り方そのものが劇的に変わる状況が生じつつある。
また、(社会の変化)が加速度を増し、複雑で(予測困難)となってきていることが指摘され、その指摘が現実のものとなっている。
このように急激に変化する時代の中で、我が国の学校教育には、一人一人の児童生徒が、(自分のよさ)や(可能性)を認識するとともに、あらゆる(他者)を(価値)のある存在として(尊重)し、多様な人々と(協働)しながら様々な(社会的変化)を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、(持続可能な社会)の創り手となることができるよう、その資質・能力を育成することが求められている。
この資質・能力とは、具体的にはどのようなものであろうか。中央教育審議会では、(変化)を前向きに受け止め、社会や人生、生活を、人間ならではの(感性)を働かせてより豊かなものにする必要性等を指摘した。次代を切り拓く子供たちに求められる資質・能力としては、文章の意味を正確に理解する(読解力)、教科等固有の(見方)・(考え方)を働かせて自分の頭で考えて(表現)する力、(対話)や(協働)を通じて知識やアイディアを共有し(新しい解)や(納得解)を生み出す力などが挙げられた。
また豊かな情操や(規範意識)、自他の生命の(尊重)、(自己肯定)感・(自己有用)感、(他者)への思いやり、対面でのコミュニケーションを通じて(人間関係)を築く力、困難を乗り越え、ものごとを成し遂げる力、(公共の精神)の育成等を図るとともに、子供の頃から各教育段階に応じて(体力)の向上、(健康)の確保を図ることなどは、どのような時代であっても変わらず重要である。
国際的な動向を見ると、(持続可能な開発目標(SDGs))などを踏まえ、地域や(地球規模)の諸課題について、子供一人一人が(自らの課題)として考え、(持続可能な社会)づくりにつなげていく力を育むことが求められている。また、経済協力開発機構(OECD)では子供たちが2030年以降も活躍するために必要な資質・能力について検討を行い、この中で子供たちがウェルビーイングを実現していくために自ら(主体的)に(目標)を設定し、振り返りながら、(責任)ある(行動)がとれる力を身に付けることの重要性が指摘されている。
これらの資質・能力を育むためには、(新学習指導要領)の着実な実施が重要である。感染収束後の「ポストコロナ」の世界は、いわゆる「(ニューノーマル)」に移行していくことが求められる。「(予測困難な時代)」であり、新型コロナウイルス感染症により一層先行き不透明となる中、答えのない問いにどう立ち向かうのかが問われている。解決すべき(課題)を見いだし、(主体的)に考え、多様な立場の者が(協働的)に議論し、(納得解)を生み出すことなど、正に(新学習指導要領)で育成を目指す資質・能力が一層強く求められていると言えよう。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、世の中全体の(デジタル)化、(オンライン)化を大きく促進している。学びを保障する手段としての(遠隔)・(オンライン)教育に大きな注目が集まっている。(ビッグデータ)の活用等を含め、社会全体の(デジタルトランスフォーメーション)加速の必要性が叫ばれる中、これからの学校教育を支える基盤的なツールとして、(ICT)はもはや必要不可欠である。